JAMA 日本語版に「癌化学療法時の脱毛を防ぐ」掲載されました。 (The Journal of the American Medical Association)

癌化学療法にしばしば伴う副作用に脱毛がある。
静岡赤十字病院小児科の森奉二郎氏らは、 動物性蛋白、各種アミノ酸を主成分とする外用育毛剤テタリスが、 化学療法に伴う脱毛に優れた効果を発揮したことを発表している。
非ホジキンリンパ腫の13歳女児に、エンドキサン1200mg1回ビンクリスチン2mg毎週4回、 ダウノマイシン60mg2回静注、プレドニゾロン内服の寛解導入療法を行った際、 テタリスを頭部に塗布したところ、脱毛はきわめて軽度であった。
骨肉腫の15歳女児には、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 メソトレキセート3.6mg静注1回、アドリアマイシン30mg連日静注3回、 メソトレキセート5mg静注2回、アドリアマイシン30mg・シスプラチン125mg静注1回、 ブレオマイシン15mg・エンドキサン600mg・アクチノマイシンDO.6mg連日静注2同行っているが、 テタリスを1Oチューブ塗布しダンクールキャップを併用したところ、脱毛は軽度であった。
他にも骨肉腫、ホジキン病の症例にテタリスを使用したが、脱毛は抑制されているという。
脱毛は生命予後に影響する副作用というわけではないが.心理的な負担が大きく、 治療の継続に支障をきたすことさえある。テタリスの脱毛抑制効果は顕著で、 有用な薬剤であると述べている。
なお、テタリスは医薬部外品で、すでに市販されている。
(1989年9月28日~29月、長崎)
テタリス製品については、http://www.tetaris.com